2025.10.16ブログ
アスベストとは?日本での使用禁止までの流れと規制の歴史【神奈川のアスベスト調査ブログ】
アスベストとは?日本での使用禁止までの流れと規制の歴史【神奈川のアスベスト調査ブログ】
神奈川にお住まいの皆様こんにちは!
神奈川のアスベスト調査を行っている日本アスベスト調査センターのブログ更新担当です!
神奈川の皆様はいかがお過ごしでしょうか?
今回は【アスベストとは?日本での使用禁止までの流れと規制の歴史】についてご説明していきたいと思います。
contents【目次】
【神奈川 アスベスト調査】アスベストとは?
【神奈川 アスベスト調査】なぜアスベストが問題になったのか
【神奈川 アスベスト調査】法律で使用・除去が厳しく規制
【神奈川 アスベスト調査】解体工事とアスベストの関係
【神奈川 アスベスト調査】まとめ
アスベストとは?
アスベスト(石綿)とは、天然にできる繊維状の鉱物で、かつては「奇跡の鉱物」と呼ばれていました。
アスベストが「奇跡の鉱物」と呼ばれていた理由は、耐熱性・断熱性・防音性・耐久性に非常に優れており、安価で加工しやすかったため、昭和の時代には建築資材として広く使用されていたからです。
アスベストは、次のような建材に多く使われていました。
・吹き付け材(天井裏や鉄骨の防火被覆材など)
・スレート屋根、外壁ボード
・ビニル床タイル
・パッキン、断熱材 など
そのため、1980年代以前に建てられた建物には、アスベストを含む建材が使われている可能性が高いといえます。
なぜアスベストが問題になったのか
奇跡の鉱物と言われたアスベストが問題視されるようになったのは、その健康被害が明らかになったからです。
アスベストの繊維は非常に細かく、空気中に飛散すると吸い込んでしまう危険性があります。
長期間吸い続けることで、以下のような病気を引き起こすことが確認されています。
・中皮腫(肺や胸膜のがん)
・肺がん
・じん肺(肺の線維化)
これらの病気は潜伏期間が20〜40年と長いため、建設関係者などが退職後に発症するケースも多く、社会問題となりました。
法律で使用・除去が厳しく規制
日本では、健康被害の拡大を受けてアスベストの使用が段階的に禁止されました。
1995年に「吹き付けアスベスト」の一部使用が禁止され、建物の防火や断熱目的での利用が制限されました。
その後、2004年には、アスベストを1%を超えて含む製品の製造・使用・輸入が全面的に禁止され、より厳しい規制へと進みます。
さらに、2006年には、アスベストを少量でも含むすべての製品が対象となり、国内での製造・使用が完全に禁止されました。
このように、日本では約10年をかけて段階的にアスベストの使用が禁止され、現在では建築現場や解体工事においても、事前調査や適正な除去作業が義務付けられる体制が整えられています。
解体工事とアスベストの関係
古い建物を解体する際に、アスベストを含む建材をそのまま壊すと、粉じんが飛散し、近隣への健康被害を引き起こす恐れがあります。
そのため、アスベストが含まれている場合は、事前調査 → 専門業者による除去作業 → 安全確認 → 解体工事という流れで進める必要があります。
この工程を怠ると、
-
法律違反(最大100万円以下の罰金)
-
行政からの工事停止命令
-
近隣トラブル
といった重大な問題につながることもあります。
まとめ
今回は【アスベストとは?日本での使用禁止までの流れと規制の歴史】についてご紹介しました。
神奈川にお住まいの方でアスベスト調査をお探しの方は、日本全国対応可能なアスベスト調査センターへ是非お気軽にご相談ください。
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